話を始める前に、失礼します。
お亡くなりになられた上村遼太さん、そしてご遺族の方に心よりお悔やみを申し上げます。
さて、神奈川県川崎市の多摩川河川敷で、
中学1年の男子生徒、上村遼太さん(13)が殺害された事件で、
3人の少年らが逮捕されていましたが、
ようやく主犯格の18歳の少年が犯行を認める供述をし始めたようですね。
逮捕された翌日、身柄を横浜地検に送検された少年は、
その日の夜に行われた取り調べで、
「一晩寝て、自分で整理がついて、話さなくてはいけないと思った」
と犯行をほのめかす供述をするようになったそうです。
主犯格の少年は
「かみそん(上村さんのあだ名)を全裸にして川で泳がせた後、カッターナイフで刺した」
などと話しているそうです。
「かみそんには、取り返しのつかないことをしました」
と、取調官の方をまっすぐに見て反省の弁を述べているとのこと。
本当に許されないことです。
怒りの感情が収まらない人が沢山いて、ネットでは顔写真や住所を晒しあげる投稿が相次いでいるみたいです。
容疑者がいずれも未成年で、警察の発表や報道で実名などの個人情報が伏せられていることも、要因でしょうね。
殺人を犯しながら、庇護されるのはおかしいという思いはよく分かります。
さらに、主犯格の少年の父親が出したコメントを見て、腹立たしいと思いました。
以下、要旨。
※少し長いので、改行せずまとめました。見にくいかとは思いますが、ご了承ください。
また、文章が分かりにくいと感じた部分を私なりの書き方に直しました。原文を見たい方は検索してください。
『警察に任意同行すら求められていない段階で、ネットで息子が犯人ではないかという情報が流れ、
自宅前が騒然となり、近所の方にご迷惑かける事態となりました。
事態をなんとか収めたいと思い、弁護士の先生にご相談しました。
また、既に一部で報じられている通り、
私が息子に確認した際、息子は「今回の殺人に関与してはいない。ただ、目の周りにアザが残る傷害には関与している」という話をしていました。
そこで、息子自ら警察に行って話をした方が良いという結論に至り、先週金曜日の朝、息子は川崎警察に任意出頭致しました。
そのような経緯がございますので、今回息子が殺人容疑で逮捕されたこと、そのことを息子が認めているという報道を聞き、大変ショックを受けており、これについて今はまだ言葉が見つかりません。
息子には、自分の知っていることは全て話し、真摯に捜査に協力して欲しいと伝えたいです。また私自身も、警察に対して正直にお話し、捜査に協力していく所存です。
皆様にはご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません。』
「おい先ずは、被害者の少年とその家族へ謝罪しろよ」と思いましたね。
要旨しか確認していないので、全文は把握していませんが、他のニュース記事を見ても被害者への謝罪は見当たりません。
少なくとも、自分の息子が暴行していたことは、本人から聞いて把握していたはずです。
痣ができるほど暴行したことが分かっていながら、謝罪なしというのはいかがなものでしょうか?
父親がショックを受けているのは「息子が逮捕されたこと、容疑を認めていること」に対してという点も気になります。
「近所の方にご迷惑~」という件を見ても、自分の世間体を気にしているように感じてしまいます。
弁護士が作った文章を指示通りにコメントしたのかもしれませんが、これはどうかと思います。
一部の報道によれば、「息子は犯行時刻にアリバイがある」とコメントしてたそうですしね。
それを聞くと、今回のコメントは誠意が感じられませんね。
「親が親なら子も子」と言われそうです。
それにしても、最近は子供が犠牲になる事件が多いように感じます・・・
2月初めには、和歌山県紀の川市の住宅街で小学5年生の男の子が刃物で胸を刺されて死亡する事件がありました。
鳥取県鳥取市でも小学5年生の男の子が刃物のようなものを持った男に追いかけられた事件もあります。
皆様も十分に気を付けてください。
P.S.(事件に関係のない話)
「親が親なら子も子」という言葉を使いましたが、これに似たような言葉に「此の親にして此の子あり」があります。
この「此の親にして此の子あり」ですが、これは元々、親子共々優秀で賞賛に値することを意味する言葉だそうです。
悪い意味で使うのは誤用らしいのです。悪い意味も結構広まっていますが、出来れば元の意味で使いたいですね。